ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 4
今回は12Rのフルメンテナンスの第4回目。最終回。足回りのお話。
エンジン半おろし状態で、メンテナンス性が格段に良くなっています。
まずはフロント周りから。フロントフォークを外しメンテナンスをおこないます。
フロントフォークに限ったことではないのですが、スムーズに動くパーツは常にスムーズであり続けられるように日頃のメンテナンスが重要です。
ステム清掃メンテナンス前。
ステム清掃メンテナンス後。
ここもハンドリングをスムーズにさせる重要な部分です。
とかく、風雨にさらされてしまう2輪車ですので、水分や埃の入る余地のないように、グリスアップしておきます。
最後はリア周り。
スイングアームを取り付け、クリーニングメンテナンスしたリアサスを組み込みます。
写真ではここまでですが、この他にもカーボン落としの施工を行い、基本的にホイールベアリング、ステムベアリング、スイングアーム、リンクアーム等のベアリング、オイルシールの交換・グリースアップなどスペシャルメンテナンスを施しております。
長く快適に乗り続けるために日毎のメンテナンスはとても大切です。
ちょっとした汚れから腐食や傷、そして摩耗や破断などになってしまうこともあります。長年乗り続けている車両であればパーツも少なくなってきていますので、修理できない可能性もあります。
全く乗っていなくても、汚れを拭き取るなどのメンテナンスによって劣化を防ぐことができるかもしれません。もちろん拭き過ぎでコーティングを痛めてしまい、結果、腐食させてしまうこともある注意してください。過ぎたるは及ばざるが如し?