Z1000 D型 整備
1972年に発売された、900Super4(Z1)/Z900。
そして、1976年のZ1000と「Z」の歴史はとても長く。。。
そして、2003年にZR1000Aとして「Z」を冠し発売されたZ1000。
このD型はその3代目として2010年に発売されたモデルです。
今回はこのZ1000 D型の整備作業の写真で、安全走行必須事項「走る」「止まる」「曲がる」に欠かせない「曲がる」についてのメンテナンスです。
いきなりバラされてますが、今回のメインはハンドル部分。ステムのメンテナンスです。
バイクは外装があっても、基本的に濡れてしまう部分が多くあります。
走行に重要な部分も露呈しているか、雨水など水分が浸入しやすいつくりになっています。
溜まらずに抜けてしまえば良いのですが、凹凸がある部分には表面張力によってどうしても水滴がたまってしまいます。
雨水に含まれたり舞い上がった埃や砂を、粘度のあるグリスが巻き込んでしまい劣化。
その水分の浸入によってサビが出てきてしまうことがあります。
写真からもグリスの色が変わっていることと全体量が少なくなっているのがわかります。
水分の浸入が進み劣化がどんどん進んでいくと。。。
こんな状態に。。。
グリスとダストが混ざって固まった汚れがこびりつき、錆も出てしまっています。
これはもう交換しかありません。
新品との比較。比べるまでもありませんが、、、
徹底的にグリスを充填して混入する隙間をなくします。
こちらの車両はフロントサスのオーバーホールもおこないました。
保管状況と日頃のメンテナンスによって良し悪しがかなり変わってきます。
この車両だからではなく、どんな車両にも共通していることですので、愛車の状況を確認して見てください。