2018年10月30日(火)

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 1

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 1
 
 
 世界GP500クラスに参戦したKR500。KR250のタンデムツインエンジンを2基並べたスクエア4レイアウトマウントで採用されたアルミモノコックフレーム。
 メインフレームにマウントする方式から、軽量化コンパクト化の図られたアルミモノコックフレーム。そのレーシング仕様のフレーム構造をkawasakiで一般車に初めて取り入れたのがこのZX-12Rになります。
 コンパクトに納めるが故、様々なところでのメンテナンス性の悪さに唸ることもありますが、それを踏まえての完成度にも唸ります。
 
 
 
 サンコーカワサキ の整備メンテナンス定番は、樹脂系パーツの交換、ベアリング清掃グリスアップ、エンジンカーボン落とし、などなど。
 必ず劣化する樹脂系パーツは交換。可動部分はよりスムーズに動くように清掃・調整。
 今回はさらに、ZX-12Rならではのツボを抑えたメンテナンスの第1回です。
 
 
定番のメンテナンスと、書いておきながらフロントフォークのメンテナンスです。
フロントフォークの可動部分で重要なのが、このダストシールとメタル類。
少しの汚れから常に動き続けるパーツなだけに、傷を生み歪みが発生し摩耗してといった悪循環に陥ってしまいます。
ZX-12Rも生産終了からかなり経過していて、手に入らない純正パーツが増えてきているので、日頃の少しのメンテナンスがとても大切です。
より長く乗り続けることができるので気をつけておきたいところです。
 
 
今回は気合が入っています。ブレーキ類はオーバーホールフルメンテナンス。
 
 
 
 
分解清掃し、摩耗や損傷の確認をしながら組み上げます。
安全装備品のなかで一番重要なパーツですので、しっかりと作業します。
 
 
リアサスはオーバーホールに出しました。
 
 
 
 
樹脂系パーツは交換。いつもながらいい仕上がりになっています。
組み付けが楽しみですね。
 
 
次回はエンジンまわりのメンテナンスの予定です。

2018/10/30 19:00 | 整備日誌♪ | コメント(0) | トラックバック(59544)

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2018年10月23日(火)

ZEPHYR1100 クラッチ交換

ZEPHYR1100 クラッチ交換
 
1993年にデビューし、様々な規制の波を乗り越え成長?し続け、2008年の厳しい排ガス規制に対応することが出来ず生産終了となってしまったZEPHYR。
当時は大量に生産され人気もありましたが、今なおその人気もあり続けているZEPHYR。今回はクラッチ交換のお話。
 
 
フォルムが「バイク」っていう感じですね。
 
 
早速クラッチカバーを外し、クラッチ本体をバラしていきます。
 
 
上が装着されていたスプリング。下が新品。見た目でわかるぐらい長さが違います。
このクラッチには一世代前のバックトルクリミッターが採用されています。
バラス前のスパイダー状のリーフスプリングがメンテ不足や扱い、交換時のクリアランス過大や過小により破損することがあります。
 
 
測ってみると、左が装着スプリング。右が新品。
年数が経過するとヘタリがどうしてもでてしまい、滑ったり切れなくなったりしてしまいます。
 
 
 
次にクラッチプレートを交換するためハウジングから外していきます。
 
 
 
取り外したクラッチのハブとフリクションプレート。
 
 
 
取り外したクラッチプレートとフリクションプレート。
それぞれ、左が装着品で右が新品。磨耗具合が見てわかります。
 
 
忘れてはいけないのがオイル。
走行距離にかかわらず、エンジンオイルを含めすべての油脂系は定期的なメンテナンスが必要です。

2018/10/23 19:00 | 整備日誌♪ | コメント(0) | トラックバック(51)

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2018年10月18日(木)

Ninja H2 カスタム マフラー・カーボンフェンダー

Ninja H2 カスタム マフラー・カーボンフェンダー
 
Kawasakiの技術の粋を結し、センセーショナルなデビューを飾った2015年。
年々アップデートを続け、今年は231PSモデルとなりました。
そんなH2のカスタムをご紹介。
 
 
スーパーチャージャーを搭載しているだけでなく、いろいろなところが特別。まずは、マフラーの交換から。
 
 
 
エキパイのエキゾーストマニホールド部分。円形ではなくオーバル形なのです。
 
 
なので、ガスケットもオーバル型。
  
 
マニホールドからエンジンを覗き込むとみえるのが上側がバルブガイドにエキゾーストバルブ。よく焼けています。
 
 
時期は違うのですがフェンダーのカスタム。
 
 
  
ブラックミラーコートが光り輝いています。
 
 
こちらが今回装着するカーボンフェンダー。安心のA-TECH製品。
 
 
H2のフロントブレージホースがフロントフェンダーに固定されています。しかもリベットで。
今回、慎重に丁寧にブラックミラーコートのフロントフェンダーからステーを取り外し、カーボンフェンダーへ移設。
既存と同じ径のリベットでも問題ないかもしれませんが、念のため1サイズ大きいリベットで固定。
 
 
前後カーボンフェンダーを装着。
 
 
ブラックミラーコートフェンダーとは違うアクセントのある仕上がりになりました。

2018/10/18 19:00 | カスタム♪ | コメント(0) | トラックバック(0)

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2018年10月09日(火)

H2 SX リコール

H2 SX リコール
 
 
 センタースタンドを蹴上げた状態で保持するためのスプリングブラケットピンの溶接が不適切なため、折れて脱落することでスプリングが外れ、スタンドが降下してしまうとのこと。ブラケットを対策品と交換します。
 
 
 センタースタンドを取り外します。
 
 
 
 左がリコール対象パーツ。右が対策パーツ。
 溶接の盛りがちがいますね。
 
 
 
 
 拡大の画像。左がリコール対象パーツ。右が対策パーツ。
 
 

 対策品との交換完了。
 目立たないパーツですが、引き起こされるリスクを考えると必要なリコールです。
対象の車両かどうか不明な際はご相談ください。
 

2018/10/09 18:00 | 車検・修理! | コメント(0) | トラックバック(0)

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2018年10月04日(木)

Ninja1000 2018 ワンキー仕様のヘルメットホルダー

Ninja1000 2018 ワンキー仕様のヘルメットホルダー
 
 ツーリングでちょっとヘルメットを脱ぐとき、ミラーやハンドルにかけたり、タンクの上に乗せたり。
ひとそれぞれ、落下しないような場所に置いていますね。
 食事など少し長い時間、バイクから離れる場合も、ヘルメットの落下や盗難が気になりつつも同じように置いているかもしれません。
 ワイヤーチェーンでハンドルにつないだりしている方もいますね。
 
 
 ほとんどの車両のタンデムシートにはヘルメットを固定しておくフックやワイヤーが準備されていますが、使いづらいのか使用している方を見かけることは多くありません。
 使いづらい車両のヘルメットホルダーの代わりに、純正や社外のパーツでヘルメットホルダーが販売されているので、装着している方もいらっしゃいます。
 
 リアのタンデムステップやフレームなどにボルトオンで装着ができ、取り扱いもしやすいので、とても便利です。
 
 
 便利です。便利ですが、便利なのですが、もうひとつ便利に快適さをご紹介。
 
 
 後付けのヘルメットホルダーの開閉は鍵によっておこなうのですが、これが当然ながら車両の鍵と違うものになってしまいます。
 車両の鍵を抜いて、鍵を持ち替えてヘルメットを引っ掛ける。すこし面倒ですね。
 
 
 今回は、これをワンキーにして快適にするお話。
 
 
 ワンキーとは、純正メインキーで、ヘルメットホルダーの鍵を操作できるというもの。
 
 
 まずは、材料を準備します。
 
材料  社外パーツ キジマヘルメットホルダーKIT
    純正流用  ヘルメットホルダー
 
 
調理手順です。

シリンダーを2個ばらします。
 
キーシリンダーを組み換え鍵合わせをし、メインキーでヘルメットホルダーも操作できるようにします。
完成
 
 
 全ての車両に対応できるものではないので、可能かどうかはご相談ください。

2018/10/04 18:00 | カスタム♪ | コメント(0) | トラックバック(0)

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